単価を上げるために必要なスキル

フリーエンジニアは、実力次第で収入に大きな差が出る世界なので年収1000万円以上を稼ぐことも不可能ではない。一方で、思うように収入が上がらず正社員時代の給料を下回る可能性もある。フリーランスが収入を上げるためには仕事量を増やす、単価を上げる、この2つのアプローチが考えられる。

しかし、仕事量を増やし過ぎると1つ1つの仕事の質が下がる恐れがある、質が下がれば報酬アップを望むのは難しくなるだろう。体力のある若い内は仕事量を増やすというアプローチがある程度通用するかもしれないが、中長期的に考えると単価を上げるアプローチが重要となる。

では、フリーエンジニアが単価を上げる為にはどのようなスキルが求められるのだろうか。まず前提としてフリーエンジニアとして長く働きたいなら、自分の強みになるスキルを1つでも手に入れる必要がある。その上で高額報酬の案件を受注したいなら、自分の強みになるスキルに+αとなるスキルを手に入れる必要があるのだ。

例えば外資系企業の依頼では英語必須という案件も多いので語学力も武器になる、また複数のプログラミング言語を使えると受注できる案件も広がる。こうした技術的なスキルの向上だけでなく、コミュニケーションスキルの向上も重要だ。エンジニアの作業は個人で進めるものではなくチームで進めるものなので、メンバー同士の情報共有・意見交換は効率的に作業を進める上で不可欠だ。技術があり、コミュニケーションもしっかり取れるエンジニアはクライアントから信頼されやすいので、高額報酬の案件を依頼される可能性が高くなる。